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日本にユング心理学を紹介して浸透させたこの本はさすがに読み易く分かりやすい。
耳にした事はあっても、納得し難いペルソナ 影 アニマ アニムス 自己 大母などについての説明を、ユングの考えだけでなく、河合 隼雄の理解を通し、臨床経験から具体的に説明しているところが良い。 少しですが私の[影]について理解できたように感じます。 感じている自分(無意識の部分を含めて)を理解するために、この本はとても役に立ちました。 また自我(ego)と自己(self)の違い 自己実現とは何かとその危険性について(故に、誰もが自己実現を求める必要はない) よくわかる説明です。 「すべての良いものは高くつく(失うものがある)が、人格の発展ということは最も高価なものである」 「個性化は二つの主要な面を持つ。まず一つは、内的・主観的な統合の過程であり、他の一つは同様に欠くことのできない客観的関係の過程である。時として、どちらか一方が優勢になることはあるが、どちらも片方だけで存在することは出来ない」 そうだと良いなと思ったのは 自己実現とは自分の中の劣等な部分を見直し、それを統合して行こうとする努力である。
by szksik
| 2006-12-18 16:23
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