久しぶりの投稿です。例年に比べてかなり寒い日が続いていますが、今日はお天気も良く、もうすぐ終わってしまうゴッホ展に行ってきました。京阪三条から歩いて岡崎へ、高校時代に美術館へ行く時は、七条から歩いていったものですが、そのときよく通った東山通りから少し東よりの道を北へ進む道は、白川沿いにあるのですが、当時はまだこの白川では友禅の水洗いがされていました。反物がこの川で泳いでいてとても京都らしく、風情がありました。染物屋さんは川の水を家屋の中にまで引き込んで作業をしていたものですが、それらしき細い川の跡はせき止められているのか枯れ川になって家の裏から白川に出ていました。染物は今はこの川ではできない分、きれいな水が10cm程度の浅い水深で流れています。昔の風景を知っている人だけに判る懐かしい道です。
2年ほど前報道されていた、それも京都特有の景観のために高層のビルは建設しないという規制のもと、この岡崎で販売した最高級の低層のマンションの横を通って、こんな美しい環境で暮らすなんて本当の贅沢だなってため息をつきながら、国立近代美術館へ。
この絵はポスターから加工したもので。松の木の幹に黄色の点々が入っていますが、今日見た中で気に入った絵の一つです。松の幹の描き方、見事です!根元のタンポポや地面を覆う白い花は、私の知っている花の中ではシロツメグサのような雰囲気ですが、
普通に見る風景の美しい感動が凝縮されています。