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20年間我が家の生計を支えた、ミシンが全て無くなりました。
悲しい思いや、辛さ、悔しさ、そして喜びも、このミシンの前で私はひたすら堪え、慰めたものでした。 昨年末には、最後の取引先にも、仕事をやめたいことをお伝えして、 私は、自分のやりたい仕事やボランティア、勉強を優先してきました。 日本中から製造業が無くなりつつあります。 仕事が激減して、生活もおぼつか無くなった頃には、全エネルギーを投入したこの仕事を手放す事に、寂しさを感じたものですが、それから数年が経ちました。 私も夫も、今は、我が家の時代の変化をすんなりと受け入れています。 部屋を片付けて、夫とお茶を飲んでいると、お散歩から帰ってきた愛猫が、「あれれ?」と様子の変わった部屋を探索していました。
by szksik
| 2007-02-06 08:55
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